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10年目の舞台
ご無沙汰しております。

もはや、どれだけの人がこのブログをご覧になられているかわかりませんが、
自分にとっての備忘録として残したいと思います。



平成25年12月8日
「三十周年記念公演 椿の会」@川崎教育文化会館


久々の大きな舞台。
約5年ぶりとなる、化粧・かつら・衣装を着け、地方(生音生歌)での舞台。
出演させていただきました。

演目は「供奴」。

とても激しい踊りなのですが、激しい=振りが多いということで、
覚えるだけでも大変でした。
しかも、仕事に関しては2年前に忙しい部署に異動してしまい、
平日、自分の時間すら取ることもままならない生活の中、
自分でもよくやり切ったと思います。

踊りを始めて、10年目。
たまに、「なんで俺、こんなことしてるんだろう・・・・」と漠然と思うこともありました。

以前は役者を目指していましたが、
今は何の変哲もない普通のサラリーマン。
踊りなど無くても生きていける。
なのに、何故、僕は踊るんだろう・・・。

実はこの10年間、ずっと考えていたことです。

将来、舞踊家になりたい。
将来、人に踊りを教えたい。

そんな事、思ったことも無い。

でも、僕は踊っている。
そして多分10年後も踊っていると思う。
うん、漠然とそう思う。

全く自分にとって説明がつかないけれども、
ただ、舞台に来てくれた友達の暖かな言葉や
姉弟子の直向きで透徹した涙を僕は一生忘れない。

踊ることで、人に少しでも何か与えることが出来る事は判ってる。
そして僕は今のところ、その方法しか持ち合わせていない。

なら踊ってても良いんじゃないか?
答えなどなくても、僕は10年も踊れたんだ。

ただ、その事実だけで十分だよね。


でも、いやはや疲れた。
本当に疲れ果てた。

でも、存分嫌でもない疲れなんだ・・・。
by egodance0254 | 2013-12-10 20:21 | miscellany.
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